栃木県立図書館の本で探す
全国的にも有数の農業県として知られる栃木。近年では幅広い年代で農業への回帰が話題となり、「農産物直売所」や「レンタル農園」などの新しい流行も生まれています。一方、TPPや放射線被害など、看過できない問題もまた、世間の注目を集める昨今。 「就農」をテーマに、農業を取り巻く問題について考えてみませんか。
就農・地産地消「話題の本」コーナー(2F)にあります。(【】内は請求記号)
・『農で起業! 新しい農業のススメ実践編』(杉山経昌/著築地書館2009) 【430.2/19/1、2】 自分で管理できる安心・安定・安全の農業を始めよう。就農して20年になる著者が、不況知らずの農業を楽しみながら、続けて利益を出す秘訣を公開。効率化の具体例から、責任ある引退まで書かれた農業経営の決定版。
・『勤めないという生き方』(森健/著メディアファクトリー2011) 【366.2/178】 一流企業からネイチャーガイドへ、広告業から農家へ。地域をベースに新しい仕事の形を作り、人との出会いから職人の世界へ。自立自営の道を歩む14人の姿から、働くことの意味と価値を見出すノンフィクション。
・『地産地消豊かで活力のある地域経済への道標』(下平尾勲/著伊東維年/著柳井雅也/著日本評論社2009) 【602.1/74】地産地消=地元で生産された産品を、住民が積極的に消費することによって生産を刺激し、関連産業を発展させ、地域の資金循環を活発にし、地域を活性化する1つの方法、という視点に立ってその多角的な分析を試みる。
・『まだまだ伸びる農産物直売所地域とともに歩む直売所経営』(田中満/著農山漁村文化協会2009) 【611.4/95】 直売所が増えた状況の中、直売所活動の基本を守ることがますます大切になっている。本書では、その基本とは何かということを中心に、運営のポイントや組織の強化、地域社会への貢献などについて語る。
・『百姓探訪』(立松和平/著家の光協会2010 ) 【610.4/110】 全国の農村を訪ね、地域に根ざして生きる農家の奮闘ぶりや、後継者不足などの課題を抱える家族の人間模様を綴ったルポ。農業と農村にこだわり続けた行動派作家・立松和平から、命を紡ぐ百姓たちへの最後のエール。
当館の調査相談室(3Fカウンター)では、さまざまなテーマや課題に関する資料・情報の調べ方、入手方法に関する相談に応じています。お気軽にご相談ください。 (メール・FAX・電話でもお受けします。お問い合わせは下記までどうぞ) TEL:028-622-5112 FAX:028-624-7855
TPPとは?
・『これでわかるTPP問題一問一答日本を崩壊させる58の危険』(小倉正行/編合同出版編集部/編合同出版2011) 【333.7/56】 「平成の開国」と呼び、低迷する日本経済の切り札として急浮上したTPP。その歴史的経緯、反国民的本質を余すところなく解明した必携書。食の安全から雇用条件まで、ゼロ関税で日本の産業は成長という虚言を暴く。
・『TPP亡国論』(中野剛志/著集英社2011) 【080/109/584】 「平成の開国」と喧伝されるTPPの実態は、日本の市場を米国に差し出すだけのもの。いち早くTPP反対論を展開してきた経済思想家が、ロジカルに国益を考え、真に戦略的な経済外交を提唱する。
・『食と農のいま』(池上甲一/編原山浩介/編ナカニシヤ出版2011) 【611.3/269】 農業を支える低賃金労働の問題、遺伝子組換え、TPP、フード・ポリティクス、世界に広がるTEIKEI運動…。食べることと農業の多様なつながりから、日本と世界の食と農の現状を読み解く。
※資料の内容紹介は、すべて当館OPACより引用
このテーマの資料の探し方■参考図書 ~知りたいテーマの概要を確認したり、キーワード見つけたりする際に役立ちます~
・『食料・農業・農村の動向食料・農業・農村施策』(農林水産省) 【610.5/5】 最新(2011年度)版では、食料・農業・農村分野における各種課題への取組や、新たな食料・農業・農村基本計画の下での現場の動向等について、最新の情報に基づき記述。
・『農林業センサス』(農林水産省統計部) 【610.1/7】 農林行政の企画・立案・推進のための基礎資料作成を目的に、5年ごとに行う、農林業及び農山村の調査をまとめた資料です。全国調査のほか、都道府県別統計書も発行されています。
■キーワード ~キーワードを基に館内OPACで検索してみましょう~ 例) TPP 就農地産地消農産物直売所Iターン田舎暮らし食糧自給率など |