前田雀郎氏写真

柳壇で活躍した前田雀郎氏の蔵書を中心とした文庫です。
詳しくは図書資料「前田雀郎文庫目録」「増補前田雀郎文庫目録」をご覧ください。1960(昭和35)年に寄贈された氏の蔵書2,000冊余、川柳雑誌123種、原稿その他70数種の他、後の川柳界関係者からの寄贈資料500冊余から成っています。
■前田雀郎氏略歴
1897(明治30)年3月27日、宇都宮市に生まれる。
中学校在学時より川柳に手を染め、卒業後上京。
大正期には20代の若さをもって、第一線の川柳家としての地位を築いた。講談社、都新聞社(現東京新聞社)等に勤めるかたわら、俳諧に関する研究を深め、研究論文の発表や作品集を刊行する。
また、川柳界のみならず、俳諧、随筆その他放送等に目覚ましい活躍をし、一時代を画した。
その後も没年までの約50年間を全国的な立場で川柳発展のため指導にあたった。